6号館B 6BD-01 [ ドライブで観光・地方創生コーナー ]
その昔、信濃の国で上杉謙信との激しい戦いを続けていた武田信玄は、越中を手に入れようと考え、飛騨を攻めることにしたと。大将山県昌景は、大勢の軍勢を引き連れて峠越えを試みたが、頂上を超えることには皆疲れきっており、その上、硫黄岳の毒素の影響で倒れるものが続出。やっとのことで平湯あたりに着いたとき、老いた白猿が現れ、道端に沸く湯まで導いてくれてたそうな。そのお湯に浸かったところ、みるみるうちに皆元気を取り戻したとな。この話があちらこちらに広まって、遠くから平湯の名湯を求めて訪れる旅人がどんどん増えて、日本指折りの湯治場として栄えたそうな。